公認心理師試験 過去問捜査室

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公認心理師試験 第2回試験 問31 2019-031

問31

オピオイドの副作用として頻度の高いもの

(1)下痢

(2)疼痛

(3)流涎

(4)せん妄

(5)錐体外路症状

 

センターの答え (4)せん妄

解説 がんの終末医療公認心理師の役割が期待されているものと読めます。

 オピ=ケシの実をさす言葉。オピオイドは「ケシの実」関係のアルカロイドを全体的に意味します。昔はアヘン。合成化合物にはモルヒネ、ヘロイン、コデインなどがあります。これらは、がんの痛みをとるお薬として使われているので、最重要です。

オピオイドの副作用として代表的なものに便秘とせん妄、があります。

よって(1)は逆、(4)はマル、になります。

がん末期の患者さまのせん妄は、がんそのものによる体調不良でせん妄になることも、痛む止めのオピオイドでなることも、両方あるわけなんです。

なお、ここはとても難しいところなのですが、(3)流涎(りゅうえん、よだれがでること)は、オピオイドの身体依存からの離脱症状になりますですので(解答としてはバツだけど)(3)を選んだ人がいたら、逆にすごい。

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