公認心理師試験 第2回試験 問20 2019-020
問20 我が国における児童虐待による死亡事例の近年の傾向として、正しいものを１つ選べ。
（１）死因はネグレクトが多い
（２）加害者は実父が多い
（３）心中の背景には経済的困窮が最も多い
（４）心中以外の虐待死では被害者は0歳児が最も多い
（５）心中以外の虐待死では加害者は20歳未満が最も多い
センターの答え 正解を（４）とするが、選択肢が不明確であるため採点除外
当方の考え ベストアンサーは（４）ですが、（３）（５）も正解です
解説
（１）死因はネグレクトが多い→身体的虐待が多い
（２）加害者は実父が多い→実母が多い
（３）心中の背景には経済的困窮が最も多い→15次報告では正しい
（４）心中以外の虐待死では被害者は0歳児が最も多い→正しい
（５）心中以外の虐待死では加害者は20歳未満が最も多い→15次報告実母については正しい
感想 2019（令和元）年8月1日＝試験の3日前に、厚生労働省から15次報告が出たため、問題に矛盾が生じております。作問者もあせったことでしょう。14次報告（作問の時点）によれば、（４）が正解だったと思います。しかし試験日（8月4日）の時点では（３）（４）とも正解ですし、（５）については切り分け方が明示されてないのでいろいろな取り方が出来ますが、実母については正しくなります。
子どもの虐待による死亡事故等の検証結果（第１５次報告）はこちら ↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000190801_00003.html
全問題のもくじはこちら ↓
公認心理師試験過去問 第2回試験 もくじ - rainymanday’s diary
