公認心理師試験 第2回試験 問6 2019-006
問6 順序尺度によるデータの散布度として正しいもの
(1)中央値
(2)平均値
(3)標準偏差
(4)不偏分散
(5)四分位偏差
センター発表による答え(5)四分位偏差
解説 順序尺度とは、恋愛の「大好き・少し好き・少し嫌い・大嫌い」のようにとりあえず順番でわけただけのもの。これは順番がわかるだけの意味しかない。つまり、「大好き」の好き度は「少し嫌い」の「3.0倍」だ、などということはできない(量の計算はできない)。
次に、散布度とは、データの散らばり度合いのこと。ここで散らばりを表すものは(3)(4)(5)。このうち(3)と(4)は量の計算になってしまうのでバツ。
残った(5)の四分位偏差は、ざっくりいうと順番の並び順に4つに分けて、はじっこから4分の1番地のデータを見てみるだけだから、順序尺度でも使える。
ポイント 四分位偏差は順序尺度でも使える散らばり度合い。また、極端な数値(外れ値)を含むデータ処理の場合にも有用(はじっこは見ないから)。
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