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公認心理師試験 第2回試験 問81 2019-081

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公認心理師試験過去問 第2回試験 もくじ - rainymanday’s diary

問81 運動視に関連した現象として、正しいものを1つ選ペ。

(1)McGurk効果

(2)マッハバンド

(3)変化の見落とし

(4)McCollough効果

(5)フラツシユラグ効果

 

センターの答え(5)が正しい

解説 (5)フラッシュラグ効果:運動する光点をみているとき、我々はごくごくわずかに未来の光点を予知して見えています。サッカーの審判が、まだ見てもいない「オフサイド」を誤審するのはこのためだといわれています。網膜の情報処理のタイムラグが原因です。よって運動視に関するものは(5)になります。

感想 たまたま検索しましたら、こちらのyoutubeのかたの動画は、とてもわかりやすいと思いました。(出典:eijwatさんのyoutube、フラッシュラグ錯視3D、運動と位置の知覚1)

https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%83%e3%82%b7%e3%83%a5%e3%83%a9%e3%82%b0%e5%8a%b9%e6%9e%9c&&view=detail&mid=4E375112D3983C63271A4E375112D3983C63271A&&FORM=VRDGAR

補足

マガーク効果:「ガ」と言っている人の映像を見ながら「バ」の音を聞くと、脳がつじつまを合わせて中間の「ダ」のように感じる効果。マガークは発見者名。

マッハバンド:色彩濃淡の境目が強調されて(側抑制という)、実際よりも明るいまたは暗い帯が見える現象。漫画のような線輪郭が認識される仕組み。マッハは発見者名。

変化の見落とし:注意を集中していないまたは予期していない部分は、変化しても見落とされる。同様に不変化の見落としということもある。

マッカロー効果:縞模様色彩に関する錯視現象、機序はよくわかっていない。マッカローは発見者名。